アフターピルが日本の薬局で売られていない原因

最近、世間でアフターピルがたびたび話題になっています。

先日もnews zeroでアフターピルの内容が取り上げられて「緊急避妊薬」がTwitterのトレンドになっていました。

news zero 2020/11/02
知らないって怖い。
恥ずかしながら「緊急避妊薬」って初めて聞いた。
やっぱりニュースって見るべき！やわ。#櫻井翔 #手フェチ #ピアスホール pic.twitter.com/x5FhMO32QV

— おーちゃん?嵐が櫻井くんが大好きだっ！ (@ARA125SHO125) 2020年11月2日

薬局には置いていませんし、飲んだことがないという方がほとんどでしょう。

今回は「なぜ今、アフターピルが話題になっているのか」を簡単に解説していきたいと思います。

アフターピルとは？

正しくは”妊娠する確率を減らす薬”です。
12時間以内に飲めば99%の確率で妊娠を防ぐことができます。

日本では2011年に発売されたばかりの新しい薬です。

まだ馴染みが薄い薬なので、不安な人もいると思います。

あのテドロス事務局長も認めた

アフターピルは副作用が少なく効果のある、世界で安全性が認められたすごい薬です。
なんとあのWHOの「必須医薬品」にも指定されています。

世界では薬局買えるのが普通

現在、日本でアフターピルを買うためには病院に行かなければいけません。
最近ではオンライン診療するところも増えていますが、即日買うのは難しいでしょう。

他の国だと正露丸のように定番の薬として、どこの薬局にも置いています。

女性 vs 老害

女性中心の市民団体は「アフターピル革命」を起こそうと、署名を集めたり、国に要望書を出したりしています。

そして最大にして最強の敵である「権力を持った老害」はこう言っています。

権力を持った老害たちは、色々な反対意見を並べていますが、おそらく本音はこうです。

#おはよう日本 で予期しない妊娠で苦しむ女性と #緊急避妊薬を薬局で 購入できるようにとの活動を特集。遠見才希子先生@emmi__chan のコメント全くその通り。他方、産婦人科医会前田津紀夫副会長の日本の若い女性は性教育不十分だから安易に緊急避妊薬に流れると心配するコメント、本当に悔しい pic.twitter.com/EqjIiXdepD

— 佐藤倫子 (@sato__michiko) 2020年7月28日

10月7日に共同通信がフライングで速報を出していましたが「検討する」と言っただけで、薬局で売られるのが確定したわけではないようです。

緊急避妊薬、薬局で購入可能に － 来年にも、望まない妊娠防ぐhttps://t.co/JT9703YwiP

— 共同通信公式 (@kyodo_official) 2020年10月7日

今は話題になっていますが、世間からの興味が薄れていくと、さらに長期戦になる可能性がありそうです。

妊娠相談が増加

アフターピルの署名活動を行っているNPO法人ピルコンでは、最近10代からの妊娠相談が4倍に増えたそうです。

これはあくまでも「相談した人」の人数なので氷山の一角です。
おそらく「相談できなかった人」のほうが圧倒的に多いでしょう。
アフターピルを誰でも買うことができれば、ひとりで悩む人も減ったに違いありません。

妊娠相談が増加

残念なことに昨年、私も2件の妊娠相談を受けました。

と、いうことでここで「アフターピル事件簿」を紹介していきたいと思います。

首を締められて無理矢理……

SNSで知り合ったセフレとセックスをしていたAさん。
ドMなAさんは首を絞められながらガンガン突かれるのが大好きです。

この日もいつものように強引なプレイをしていました。
いざ挿入！というところで、彼がゴムをつけていないことに気づきます。
「えっ？」
そう思った瞬間、生で入れてきたのです。
あとからゴムをつけてくれましたが、しばらくはそのままパコパコと腰を振っていたそうです。

そしてクズチンポはこう言いました。
「中で出してないから大丈夫だよ」

▼ 詳細記事

2019年5月23日 オフパコで被害に遭った女の子の話

ゴムをつけてと言えずに……

酔っ払った先輩を家に入れてしまったBさん。
セックスするつもりはなかったのですが、断れずに服を脱がされてしまいました。
そして先輩は当たり前のように生で挿入！
（やめて……）
結局、ゴムをつけずに何度もお腹に射精されてしまいました。

そしてクズチンポはこう言いいました。
「俺は彼女とするときもつけたことないから、大丈夫だよ」

▼ 詳細記事

2019年10月28日 酔った相手に生で挿れられた女の子の話

お互い酔っ払って……

クラブでナンパされて家までついて行ったCさん。
ふたりとも泥酔状態でセックスをしました。

そして朝起きてみると、Cさんはゴミ箱にコンドームがないことに気づきました。
酔っ払っていたので、つけてもらったかどうか覚えていません。

叩き起こして確認してみるとクズチンポはこう言いいました。
「ちゃんと付けたから大丈夫だよ」

Cさんはすぐに会社に連絡をして、午前中、病院に駆け込みます。
アフターピルと診察代でかかった費用は15,000円。
すべて自腹で払いました。

ゴムが外れて……

日曜日、いつものように彼氏（当時）とセックスをしていたDさん。
妊娠するのは恐いので、毎回必ずコンドームはつけてもらっています。

でもこの日は、彼が射精したあと、お掃除フェラをしようとしたらゴムがついていませんでした。
どうやら行為の最中で外れてしまったようです。
コンドームが付け方が悪いと外れてしまうことがあります。
精子はすべて膣内に出されてしまっていたようです。

スマホで慌てて検索をするDさんと彼氏。
ここでアフターピルの存在を初めて知ることになります。
「早く飲んだほうが効果的」と書いていましたが、日曜日だったので病院はやっていません。

そして彼氏はDさんにこう言いました。
「明日、朝一で一緒に病院に行こう」

アフターピルと診察代でかかった費用は15,000円
彼氏は全額払うと言っていたそうですが、お金は半分つづ出すことになったそうです。

まとめ

みなさんの中にもこうした経験がある方がいると思います。
自分ではなくても、友達に「妊娠してるかも」と相談された方は多いはずです。
でも解決する方法は、アフターピルを飲む以外ありません。

口コミを検索をしてみると、アフターピルを常備薬として持っている人はいるようです。

これはあえてクソでかボイスで言いたい。
海外の緊急避妊薬はネットで誰でも買えるよ！
アイピル（ノルレボのジェネリック）で、一錠2000円程。3錠買った。1回、微妙なときがあって念のために飲んだけど、ノルレボ同様に副作用なしで元気に過ごせた。今、1錠は念のため彼の家に置いてる。安心感が違う pic.twitter.com/W0RR1QJquS

— ? (@fu_fu_soup) 2020年7月29日

薬局で売られるようになるまでは、常備薬として持っておくことで、何かあったとき誰かを助けられるかもしれません。